2025-01-24 06:00
政治
ミャンマー軍事政権と反政府勢力、中国仲介の停戦に署名

戦闘停止は1月18日午前12時
ミャンマー軍事政権と同国北東部の主要民族反政府勢力は、正式な停戦協定に署名したと、仲介役を務める中国が1月20日に発表した。中国外務省報道官の毛寧氏は同日、北京での記者会見でこの件について、
「中国の仲介と進展を促す努力により、双方は正式な停戦合意に達し、署名し、2025年1月18日午前12時に戦闘を停止した」(Radio Free Asiaより)
と述べている。中国は、ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)など、中国国境のミャンマー地域で活動する一部の反政府勢力に圧力をかけ、2021年のクーデターで権力を掌握した軍事政権との交渉を迫っていた。
なお、ミャンマーの軍事政権と反政府勢力の会談は中国南西部の都市である昆明で行われたが、詳細は明らかになっていない。
これまでのMNDAAと中国の動向
シャン州コーカン地域に拠点を置くMNDAAは、2023年10月に前例のない攻撃を開始し、中国の和平仲介の試みにもかかわらず、ミャンマー軍から広大な領土、軍事基地、都市を奪取した3つの反政府勢力の1つである。MNDAAの最も注目すべき成果は、2023年8月のラーショー市と軍の地域司令部を獲得したことだ。中国はその後、MNDAA支配地域との国境を閉鎖し、重要な物資供給を遮断している。
2024年10月には、MNDAAのリーダーが治療と中国高官との面会のため中国を訪問。MNDAAに近い情報筋によると、同グループに和平を迫る手段として同リーダーのミャンマーへの帰国が中国により阻止されたというが、中国はこれを否定している。
(画像はRadio Free Asiaより)
外部リンク
Myanmar junta and insurgents sign ceasefire brokered by China
https://www.rfa.org/
Myanmar's rebel army signs ceasefire with northeastern junta
https://www.agenzianova.com/
China says it brokered a ceasefire between Myanmar army and an ethnic rebel group
https://apnews.com/
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