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2024-09-11 16:30

社会

国連調査官、ミャンマー紛争における広範な虐待を警告

残虐行為
民間人が攻撃の標的に
ジュネーブに本部を置く国連人権理事会で演説したミャンマー独立調査メカニズム(IIMM)のニコラス・クムジアン委員長は9月9日、ミャンマーでの紛争は民間人を狙った攻撃、拷問、性的暴力を含む組織的残虐行為にエスカレートしていると警告した。

同委員長は、多くの場合、民間人は巻き添え被害に遭うだけでなく、攻撃の標的にもなっていることに言及したうえで、
「先週だけでも、シャン州北部のナイトマーケット近くで空爆が行われ、妊婦1人と子ども2人を含む12人ほどが死亡したと報じられている」(プレスリリースより)
と述べ、結婚式場、国内避難民キャンプ、学校、寺院を襲った空爆があることも明らかにしている。

被害者や目撃者によると、拷問は殴打、電気ショック、絞殺、ペンチで爪を抜く行為に及び、未成年者やあらゆる性別の被害者が、集団レイプ、性器の火傷、その他の暴力的な性的犯罪やジェンダー犯罪にさらされているという。

ロヒンギャが再び標的に
ミャンマーの状況は特に憂慮すべきもので、2017年に軍がイスラム教徒のロヒンギャに対して残忍な弾圧を行ったラカイン州では、約75万人が隣国バングラデシュに脱出。

ロヒンギャは再び、ミャンマー軍と少数民族武装集団アラカン軍の砲火に巻き込まれ、危険な状況に直面している。

「彼らは直接標的にされ、何千人もが強制的に家を追われている」(プレスリリースより)
とクムジアン委員長は語った。

同委員長はさらに、ミャンマーから逃げようとしていたロヒンギャに対する致命的なドローン攻撃も挙げている。

(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF/Minzayar Oo


外部リンク

国連
https://www.un.org/en/

国連のプレスリリース
https://news.un.org/

IIMM
https://iimm.un.org/

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