2024-10-09 09:00
政治
ミャンマーの民主化指導者ゾー・ミン・マウン博士が服役中に死亡
スーチー氏の側近
2021年の軍事政権下で逮捕されたミャンマー民主化運動の指導者であるゾー・ミン・マウン博士が、10月7日に白血病で死亡したという。ゾー・ミン・マウン博士は追放された指導者アウンサンスーチー氏の側近で、同氏が率いる国民民主連盟(NLD)のスポークスマンだった。
2021年に軍が政権を掌握し、NLDの党幹部および政府幹部の多くを逮捕するまで、同博士は第2副大統領およびマンダレー地方域の首相を務めている。
ゾー・ミン・マウン博士は2021年と2022年に非公開法廷でコロナウイルス規制違反、汚職、扇動、選挙詐欺の罪で有罪判決を受け、29年の刑に服していた。
この容疑はスーチー氏を含む他のNLD党員に対する容疑と似ており、軍の政権掌握を正当化するために捏造されたと広く見なされている。
死亡のわずか数時間前に恩赦
情報筋によると、ゾー・ミン・マウン博士は死亡する2週間前、オボ刑務所の診療所の能力を超えて容態が悪化したため、マンダレー総合病院に送られたという。軍事政権当局者は、死亡のわずか数時間前に病院に駆けつけ、意識不明の政治家に恩赦が与えられたと伝えた。これは、尊敬される元老政治家の命を救うために適切な医療を提供できなかったことを隠そうとする必死の試みのようだったという。
マンダレーの民主活動家コ・タイザール氏は、
「(ゾー・ミン・マウン博士を)殺したのは軍事政権だ。彼の命を奪ったのはミン・アウン・フライン政権だ」(The Irrawaddyより)
と語っている。ミャンマー政治囚人ネットワークは声明を発表し、この死は刑務所の不十分な医療によるもので、今年だけでも13人の政治囚が死亡していることを明らかにした。
(画像はcnaより)
外部リンク
Myanmar Democracy Leader Dr. Zaw Myint Maung Dies in Junta Custody
https://www.irrawaddy.com/
Senior member of Myanmar’s former ruling party dies while serving prison sentence
https://apnews.com/
Close ally of Myanmar's Aung San Suu Kyi dies of leukaemia
https://www.channelnewsasia.com/
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