ミャンマーニュース

ミャンマー軍事政権は、反政府勢力が中部シャン州のラーショーにある主要な地域軍本部を掌握したと発表した後、中国国境近くにいる主要軍事基地の高官らとの連絡が途絶え、彼らが拘束されたことを明らかにした。

7月25日に基地を占拠したが完全支配を目指して戦い続けていると発表していた反政府勢力のミャンマー民族民主同盟軍（MNDAA）は、27日にラーショーの町の軍事拠点にいる部隊の写真を掲載していたという。

軍事政権の報道官であるゾー・ミン・トゥン少将は8月5日、と述べている。

MNDAAによると、拘束された高官には北東部地域軍本部の司令官も含まれているという。

同司令官は、軍がクーデターにより権力を掌握して以来、反政府勢力により拘束された最高位の将校である。

ラーショーの軍北東部司令部の陥落は、少数民族の強力な民兵連合による攻勢が内戦で大きな成果を上げていることを意味し、ミャンマー軍事政権にとって大きな痛手となるだろう。

国際戦略研究所のミャンマー紛争地図プロジェクトを運営するアナリストは、と述べたうえで、これらの基地には中国との国境検問所や戦略的な町であるチャウクメが含まれ、マンダレー地方域の都市ピン・ウー・ルウィンやミャンマー第2の都市マンダレーへの攻撃への道が開かれることに言及した。

なお、ラーショーは14ある地域軍司令部が反政府勢力に陥落された最初の地である。

（画像はAPより）

外部リンク

Myanmar junta says senior officers held as rebels take over major base
https://www.reuters.com/

Strategically important Myanmar military HQ appears to fall to the resistance, in a blow to regime
https://apnews.com/

Top Myanmar army officers seized by insurgents in Shan state, junta says
https://www.rfa.org/