ミャンマーニュース

ここ数週間の大雨により川の水位が上昇し、ミャンマー南部全域で洪水が発生。洪水は3万3000世帯以上、13万人以上に影響を与えている。

最も被害が大きかったのはマグウェ地方域で、5万3,000人以上が影響を受け、90軒以上の家屋が破壊され、20軒以上の家屋が損傷した。

7月27日には、カイン州ミャワディ郡区で川が氾濫し、3人が死亡。また、同州の州都パアンでも川の水位が過去最高となり、大部分が浸水したという。

この洪水により、同国北西部のサガイン地方域でも少なくとも1人、バゴー地方域で1人が死亡。当局はバゴー郡区で少なくとも1万8,210人を避難させたという。

また、7月27日早朝にヤンゴン・モーラミャイン高速道路の一部が冠水。

気象水文学局は、エーヤワディ地方域、バゴー地方域、モン州、カイン州の13の町の河川の水位が7月29日に警報レベルを超えたと警告している。

当局が瓦礫の撤去作業を行っているため、洪水が収まった後も混乱が続く可能性がある。

大規模な洪水により公共ネットワークが影響を受けた地域では、局地的な停電や通信サービスの中断が発生する可能性があり、洪水や土石流により一部の橋や道路が通行不能になり、被災地域内外の陸路移動に影響が出る可能性があるという。

また、路面の水たまりは地方の高速道路で危険な運転状況を引き起こす可能性があり、洪水で浸水した低地の道路の一部を一時的に閉鎖する可能性もある。

さらに、洪水は病気の発生の脅威を高める可能性もあるという。

（画像はThe Irrawaddyより）

外部リンク

Lower Myanmar Suffers Heavy Flooding
https://www.irrawaddy.com/

Widespread flooding displaces a large number of people in southern Myanmar
https://www.thestar.com.my/

Myanmar: Flood-related disruptions ongoing in southern regions as of July 30
https://crisis24.garda.com/