2024-07-31 14:30
社会
ミャンマー反乱軍、シャン州北部の都市を占拠
行政の再編や政治犯の解放を進める反乱軍
ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)は7月25日、シャン州北部のラーショーにある軍事政権の北東部地域軍本部を制圧したと発表。28日にはラーショーの市場、サブ放送局、軍事政権大隊キャンプ3か所も制圧したと発表した。地元の観察者によると、29日には小さな戦闘地域を除いて、ラーショーの大半がMNDAAの支配下にあったという。
また、MNDAAはラーショーで行政の再編を進め、政治犯を解放し、病院と警察署数か所も制圧している。
MNDAAの声明によると、軍は軍事上必要な場合を除きラーショーの住宅を占拠または住宅に立ち入らないこと、民間の車両を押収しないこと、民間人に金銭や資源を求めないこと、戒厳令期間中は個人または団体から税金を徴収しないことを命じたという。
なお、ラーショーはマンダレーと中国国境を結ぶ幹線道路のほぼ中間地点にある重要な都市である。
軍事政権に大きな打撃か
MNDAA、タアン民族解放軍、アラカン軍で構成された同盟は、昨年10月に「1027作戦」を開始して以来、シャン州およびミャンマー各地で軍事政権軍に対して大きな成果を上げてきた。ラーショーと地域軍司令部の喪失は、ここ数週間で反乱軍に領土を奪われてきた軍事政権にとって大きな打撃となるだろう。
(画像はRadio Free Asiaより)
外部リンク
Myanmar insurgents free political prisoners in northern Shan state city
https://www.rfa.org/
Myanmar’s MNDAA Forging Lashio Administration After ‘Historic Capture’ of Northern Shan Capital
https://www.irrawaddy.com/
Rebels move into strategic north
https://www.thestar.com.my/
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