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2024-08-22 10:00

社会

広範囲にわたる洪水と戦闘の増加でミャンマーの人道危機が深刻化

人道支援
緊急支援が必要なのは人口の約3分の1
国連人道問題調整事務所(OCHA)は8月19日、集中豪雨による洪水と紛争の激化がミャンマーの危機を深刻化させ、避難民の急増につながっていることを明らかにした。

OCHAによると、氾濫した川が町や村を水没させて約40万人が影響を受け、道路や鉄道などの重要なインフラと広範囲にわたる耕作地も被害を受け、生活と食糧安全保障の両方が脅かされているという。

ミャンマー全土で約330万人が国内避難民となっており、その多くは適切な避難所もなく、戦闘の影響を受けた地域に住んでいる。

また、治安部隊が軍事政権に反対する少数民族武装グループに対して新たな攻撃を開始し、今月だけで約1万人が家を追われた。

さらに、国内では600万人の子どもを含む1,860万人以上(人口の約3分の1)が緊急に人道支援を必要としているという。

致命的な病気の急増
一方、国連世界保健機関(WHO)は、ミャンマー最大の商業都市ヤンゴンを含むミャンマーの一部でコレラと急性水様性下痢の症例が急増していると報告した。

WHOは8月初め、ミャンマー国内保健当局の発言として、市内および近隣地域で2,400人以上が急性水疱性疾患で入院し、そのうち数例でコレラが確認されたと発表。さらに、ラカイン州でも「著しい感染者増加」が報告されており、重度の脱水症状に苦しむ患者やコレラの存在も不特定多数の症例で確認されているという。

WHOはリアルタイムの細分化されたデータへのアクセスが不足しており、これが効果的な計画と疾病対応の大きな障害となっていると警告している。

(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF/Myo Thame


外部リンク

UNのプレスリリース
https://news.un.org/

OCHA
https://www.unocha.org/

WHO
https://www.who.int/

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