2024-05-18 18:00
社会
ミャンマー記者への虚偽のテロ容疑追加を非難:CPJ

家族と弁護士は追加容疑を知らず
ジャーナリスト保護委員会(Committee to Protect Journalists:CPJ)は5月16日、ミャンマー・ラカイン州のHtet Aung記者に対する係争中の告発をすべて取り下げ、虚偽のテロの申し立てを利用して記者を脅迫したり投獄したりするのをやめるべきだと非難した。不法結社法に基づいて起訴された2019年から身を隠しているデベロップメント・メディア・グループ通信社(Development Media Group:DMG)のAung Marm Oo編集長は、ミャンマー軍当局が既存の名誉毀損罪に加えてHtet Aung記者を1月にテロ罪で告訴したが、彼の家族と弁護士は5月までこのことを知らされなかったことをCPJに語ったという。
なお、反テロ法では最長7年の懲役刑が科せられ、両方の罪で有罪となれば12年の懲役刑が科せられる可能性がある。
身を隠さざるを得ないDMGのスタッフ
昨年10月、ラカイン州の州都シットウェでの宗教祭典中に仏教僧侶に寄付をする兵士の写真を撮影中に、Htet Aung記者は逮捕された。数時間後、兵士、警察、特別支部職員がDMGの支局を襲撃。カメラ、コンピューター、書類、財務記録、現金が押収された。さらに建物も封鎖され、その後、DMGのスタッフは身を隠したという。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
CPJ
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CPJのプレスリリース
https://cpj.org/
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