ミャンマーニュース

中国は6月11日、ミャンマー軍事政権に巡視船6隻を寄贈した。在ミャンマー中国大使館によると、これは2020年にミャンマー文民政府と交わした約束だという。

中国から寄贈された巡視船は、ギャンブルや麻薬密売を取り締まる法執行活動、救助活動、水資源保護活動に使用。

寄贈された巡視船のうち4隻は全長48メートル、残りの2隻は全長28メートルで、両国間の相互関係を強化するために提供されたと伝えられている。

一方、安全上の理由で匿名を希望した元陸軍将校によると、これらの船は交通量の多い川がいくつかあり、インド洋沿岸部もあるラカイン州での「海軍作戦」にも役立つ可能性があるという。

同元将校は、と述べている。

実際に2022年、ミャンマー軍事政権がラカイン州での軍事作戦中に日本が資金提供した客船を使用していたことが、国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチにより発見された。

なお、ラカイン州では昨年11月以降、軍事政権軍と少数民族反乱軍アラカン軍との間で激しい戦闘が続いている。

（画像はRadio Free Asiaより）

外部リンク

China Gives Six Patrol Boats to Myanmar Junta
https://www.irrawaddy.com/

China gives 6 patrol boats to Myanmar’s military junta
https://www.rfa.org/

China donates 6 patrol vessels to Myanmar maritime police
https://www.gnlm.com.mm/