2024-06-10 11:00
経済
ロシア、ミャンマーでの原子力発電所建設を承認
ロシア国営原子力企業「ロスアトム」が実施
ロシア政府は、ミャンマーでの低出力原子力発電所建設に関する協力の基本原則に関する協定案を承認した。ロシアの国営原子力企業「ロスアトム」が提出した協定案によると、ロシアの加圧水型原子炉を使用して少なくとも110メガワットの発電能力を持つ発電所を建設することを目指しているという。
協定の署名に先立ち両国政府間で交渉が行われ、その実施はロシアの関係省庁の参加を得てロスアトムに委託される。
平和目的と社会経済開発にのみ使用
2023年2月、ロシア政府はロスアトムの支援を受けてヤンゴンに国内初の原子力技術情報センターを開設し、両者は原子力エネルギー協力協定に署名している。ミャンマーの事実上のリーダーであるミン・アウン・フライン国家行政評議会議長は調印式で、
「この協定は小型原子力発電所に関する協力と、複数の分野における原子力技術の応用に関するものだ」(The Irrawaddyより)
と述べた。ミャンマー政府は、原子力技術が農業、医療、電力、エネルギー分野の平和目的と社会経済開発にのみ使用されるとしている。
なお、一部の観測筋は、資金難に苦しむミャンマー政府が高額な原子力プロジェクトを運営できるのか疑問視している。
(画像はThe Irrawaddyより)
外部リンク
Russia to build low-power NPP in Myanmar
https://www.neimagazine.com/
Russia Approves Moves to Build Nuclear Plant in Myanmar
https://www.irrawaddy.com/
Approvals on NPP construction agreement between Russia, Myanmar completed
https://tass.com/
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