2024-03-09 12:00
社会
ミャンマー紛争で270万人が避難、2024年までに1,860万人が支援を必要:OCHA

国内の多くの地域で悲惨な状況
複雑な緊急事態や自然災害に対する国際的な対応を強化するOCHA(国連人道問題調整事務所)3月3日発行の人道広速報で、ミャンマーでは紛争により270万人以上が避難しており、2024年には1,860万人が人道支援を必要とするだろうと発表した。同速報では、
「2024年にはミャンマー全土で1,860万人が人道支援を必要とし、インフレの上昇が基本的ニーズを満たす能力に影響を及ぼし、紛争や治安が悪化しているほか、民間人は安全と保護へのアクセスに対する脅威の中で依然として生存に苦労している」(人道広速報より)
と述べている。OCHAによると、ラカイン州、北西部、南東部を含む国内の多くの地域で悲惨な状況が広がっており、避難民は今も発生し、270万人以上が依然として家を追われているという。
1月に停戦合意されて以来、シャン州北部の情勢は比較的安定しているが、地雷汚染、武装勢力による徴兵、孤立した緊張、移動制限は依然として地域社会にとって脅威となっている。
資金不足で人々は大きな困難に直面
進行中の戦闘とすべての当事者によって課された行政上の制限は、依然として人々へのアクセスと社会救援援助の主な障壁だ。2023年には少なくとも320万人に支援が提供されたが、資金不足とアクセス制限のため、この支援は当初の計画通りには実施できなかったという。
2024年人道ニーズ・対応計画では、人道支援活動家は530万人に社会救援援助を提供する予定で、これらの緊急活動には9億9,400万米ドルが必要である。
しかし、2023年には必要な資金の37パーセントしか得られなかったため、2024年も同様なら人々は大きな困難に直面するだろう。
(画像はOCHAより)
外部リンク
OCHA
https://www.unocha.org/
OCHAの人道速報
https://www.unocha.org/
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