2024-03-04 12:30
政治
ミャンマー軍事政権の武器へのアクセスと現金は遮断されるべき:国連

ミャンマーで続く残虐行為
国連人権高等弁務官のフォルカー・テュルク氏は3月1日に国連人権理事会で、ミャンマー軍事政権が自国民に対して行う「残虐行為」を防ぐため、国際社会はミャンマー軍事政権の武器、ジェット燃料、外貨へのアクセスを制限する「的を絞った行動」をとるべきだと述べた。テュルク氏は、2021年2月以来、数百人の女性と子どもを含む4,600人以上がミャンマー軍によって殺害されたという検証済みの報告を引用し、女性を含む数百人の民間人が生きたまま焼かれたり、軍によって処刑されたりしたことを示す目撃者の証言に言及している。
テュルク氏によると、ミャンマーでは3,909人の女性を含む2万人以上の軍反対派が依然として拘留され、警察署、軍事取り調べセンター、刑務所で、政治的拘留者に対する組織的な拷問が行われているという。
軍事作戦の即時停止、政治犯の釈放、国際人権法の遵守を要請
2021年のクーデターで軍が権力を掌握して以来、ミャンマーは混乱に陥っており、全土で武力紛争が激化し、数千人の民間人が空爆などで命を失っている。テュルク氏は、
「3年間にわたる軍事政権統治は、ミャンマー国民に耐え難いレベルの苦痛と残虐行為を与え、そしてこれからも与え続ける」(プレスリリースより)
と述べた。同氏は武器供給や現金へのアクセス制限だけでなく、民間人を対象とした軍事作戦の即時停止、政治犯の釈放、国際人権法の完全遵守も求めている。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF/Patrick Brown
外部リンク
国連
https://www.un.org/en/
国連のプレスリリース
https://news.un.org/
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