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2024-03-30 20:30

社会

Facebookでのヘイトスピーチの背後にミャンマー国軍:国連捜査

ヘイトスピーチ
一見無関係に見えるページからヘイトスピーチ
2018年9月に国連人権理事会によって設立されミャンマー独立調査機構(IIMM)は3月27日、ミャンマーに関する分析報告書を公表し、同国軍が2017年の掃討作戦の際にロヒンギャに対するヘイトスピーチをFacebookで組織的に行ったことを明らかにした。

メカニズムの分析は、一見ヘイトスピーチとは無関係に見えるページ(一部は有名人のニュースや大衆文化に特化したページ)が、ミャンマー国軍と明らかなつながりを持つネットワークの一部であると結論づけている。

これらのページは作成者、管理者、編集者を共有することが多く、ミャンマー国軍が使用しているのと同じ IPアドレスを使ってコンテンツを定期的に投稿していたという。

43のコンテンツを厳密に分析
ヘイトスピーチの報告書は、2017年7月から12月の間にFacebookページに投稿された43のコンテンツの厳密な分析を提供。これらのページはすべて、2018年にFacebookによって削除された。

6つのページはFacebookが禁止した個人または組織に関連していたために削除されている。これは国際専門家が「(ミャンマーで)深刻な人権侵害を犯した、あるいは可能にした」証拠を発見したからだ。

残りの37ページは、同社のポリシーに違反する「組織的な不正行為」を行ったとして削除されたという。

なお、2021年後半、ロヒンギャ難民はFacebookに対して、ソーシャルネットワークがヘイトスピーチを阻止できなかったとして、1,500億ドルを求めて訴訟を起こしている。

(画像はIIMMより)


外部リンク

IIMM
https://iimm.un.org/

IIMMのプレスリリース
https://iimm.un.org/

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