ミャンマーニュース

中国国境付近でのミャンマー軍事政権軍と反政府勢力との戦闘激化に対する中国の懸念の中、中国海軍の艦艇3隻が11月27日にミャンマーに到着した。

中国人民解放軍海軍は声明で、ミャンマーのヤンゴンに到着したのは、誘導ミサイル駆逐艦「し博（Zibo）」、誘導ミサイルフリゲート「荊州（Jingzhou）」、中国の補給艦「千島（Qiandaohu）」の3隻だと明かしている。

ミャンマー軍事政権の情報チームによると、中国海軍艦艇のミャンマー訪問の目的は、4日間にわたる「ミャンマーと中国の間の海上警備演習」だという。

両国は訓練の詳細や開始時期について明らかにしていないが、ミャンマー国営メディアは中国の「海軍機動部隊」の兵力は700人だと報じている。

ミャンマーに到着した中国海軍の艦艇は、2008年以来イエメン・ジブチ・ソマリアと接するアデン湾とソマリア沖で海賊対処活動を行っている中国海軍の第44艦隊の一部で、同艦隊は今月、アラブ首長国連邦で目撃されたという。

中国軍はベトナムとの共同パトロールやラオスとの防衛交流など、東南アジアへの関与を強めている。この地域的取り組みは今回のミャンマーへの海軍訪問と一致しており、より広範な防衛協力戦略がうかがえる。

一方、中国とミャンマーの国境付近でミャンマー軍事政権軍と少数民族武装勢力との間の紛争が激化しており、北京では警戒が高まっているという。

（画像はbnnより）

外部リンク

Chinese navy ships visit Myanmar amid heightened security tensions
https://www.reuters.com/

3 Chinese navy ships arrive in Myanmar for joint drills as rebel groups’ advance strains ties
https://hongkongfp.com/

Chinese Navy Ships Arrive in Myanmar for Goodwill Visit Amid Rising Tensions on the Border
https://bnn.network/