ミャンマーニュース

ミャンマー軍事政権は11月7日から3日間、アンダマン海でロシア軍と共同の海上軍事演習を実施した。

今回の共同訓練には航空機と海軍艦艇が参加し、空、海、陸からの脅威に対する防御やその他の海上安全対策に焦点が当てられている。

ミャンマーの軍事メディアによると、訓練には実弾射撃のほか、水中、空中、水上での訓練も含まれるという。

演習に先立ち、ロシア海軍総司令官であるニコライ・エフメノフ海軍大将は、ロシア駆逐艦「アドミラル・トリビューツ」上で事実上のリーダーであるミャンマー軍最高司令官のミン・アウン・フライン上級大将と会談し、同艦の能力について説明している。

共同軍事演習を実施したミャンマーとロシアは、ともに国際社会から非難を受けて孤立。また、西側諸国から経済制裁を受けている。

両国は2021年2月にミャンマーで起きたクーデター以来接近しており、ロシアはミャンマー軍事政権にとって重要な同盟国であり、国際フォーラムでミャンマー軍事政権を擁護。また、支配に反対する武装勢力を鎮圧するためにミャンマーへ武器と外交支援を提供している。

ミャンマー軍事政権もロシアを擁護し、ロシアのウクライナ侵攻を正当化。ミン・アウン・フライン上級大将はクーデター後に複数回ロシアを訪問し、昨年にはウラジーミル・プーチン大統領と会談したという。

（画像はFRANCE24より）

外部リンク

Junta forces, Russian navy train together off western Myanmar coast
https://www.rfa.org/

Junta-led Myanmar holds joint naval exercise with top arms supplier Russia
https://www.france24.com/

Russia navy chief kicks off Myanmar naval drills
https://www.channelnewsasia.com/