2023-10-02 10:00
社会
ミャンマー軍事政権の砲撃で少なくとも子ども18人が負傷

学校周辺に着弾
ミャンマーのザガイン地方域のウントー郡区で、同国国軍の無差別砲撃が僧院学校を襲い、少なくとも子ども18人が負傷した。軍事政権に対抗して民主派勢力が樹立した国民統一政府は、僧院学校周辺で榴弾砲3発が爆発したことを明らかにした上で、同事件は軍事政権による民間人を標的にした無差別砲撃で戦争犯罪に当たると指摘している。
住民によると、この砲撃で負傷したのは8歳から12歳までの少年8人と少女10人で、うち6人が重篤な状態だという。
住民は砲弾が学校周辺に着弾したことに安どし、
「もし直撃していたら、子どもたちはおそらく亡くなっていただろう」(Radio Free Asiaより)
と述べている。報復で民間人を標的に
ミャンマー国軍による今回の砲撃は、2日前に抵抗勢力がその地域の軍事政権の検問所を攻撃した報復だと考えられている。軍事専門家によると、今回の攻撃に使用された155ミリ榴弾砲は通常、紛争の最前線で後方地上部隊に配備され、最大40キロ(25マイル)離れたところから砲弾を撃ち込むことができるという。
軍事政権に反対する人民防衛軍(PDF)民兵組織のメンバーは、
「(軍事政権軍は)(反政府勢力を)打ち負かすことができなかったため、ただ無作為に(砲弾を)発射しただけだ」(Radio Free Asiaより)
と述べた。(画像はRadio Free Asiaより)
外部リンク
Junta shells school in Myanmar’s Sagaing region, injuring 18 kids
https://www.rfa.org/
Myanmar Junta Shelling Injures At Least 19 Children
https://www.irrawaddy.com/
Eighteen children injured in military shelling of Sagaing Region monastery
https://myanmar-now.org/
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