2023-09-16 10:00
政治
ミャンマーでのASEAN空軍司令官会議、4国が欠席

欠席理由はASEAN和平計画の無視
クーデター後の弾圧でミャンマー軍事政権が民間人を標的にしていることを受け、ASEANの空軍司令官のうち4名がミャンマーで行われた会議に出席しなかった。出席しなかったのは、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシアの4国で、ミャンマー軍事政権が議長を務める年次空軍司令官会議への出席を拒否したという。
欠席したASEAN4カ国は、ミャンマーの軍事政権に2021年に合意したASEAN和平計画の遵守を率直に要求したが、その後は無視されていることを欠席理由に挙げている。
一方、出席したのは、ブルネイ、カンボジア、ラオス、タイ、ベトナムで、ミャンマーを含めた6国で会議が行われた。
通常、年次会議にはASEAN10カ国の空軍司令官が集まり、防衛、過激主義との戦い、災害救援における協力について話し合う。
反対派勢力はボイコットを歓迎
ミャンマー国内の反対派・擁護団体「ジャスティス・フォー・ミャンマー(Justice for Myanmar)」はASEAN諸国に対して、ミャンマーでの会議をボイコットするよう促していた。また、国軍に対抗して樹立された影の政府である国民統一政府(National Unity Government)もボイコットを歓迎していた。
なお、会議の議長を務めたミャンマー空軍司令官のトゥン・アウン(Tun Aung)氏は米国と英国から制裁を受けており、子どもを含む数百人が死亡したザガイン地方域の複数の村やカチン州パカント郡区などでの空爆の責任を問われている。
(画像はBangkok Postより)
外部リンク
Several ASEAN Air Force Chiefs Skip Myanmar Meeting
https://www.voacambodia.com/
Four ASEAN Members Snub Myanmar Junta Summit
https://www.irrawaddy.com/
Four Asean air force chiefs skip Myanmar meeting
https://www.bangkokpost.com/
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