ミャンマーニュース

米国務省当局者によると、ASEAN首脳会議で複数の国がアウンサンスーチー氏の健康状態について疑問や懸念を表明したという。

スーチー氏の健康状態については、英国に拠点を置く同氏の息子や国連も懸念を示している。

報道によると、78歳のスーチー氏は8月下旬から重度の歯痛に悩まされ、食事も取れず体調が悪くなり、嘔吐やめまいも感じているが、軍事政権によって刑務所外の資格のある施設での治療を拒否されているという。

スーチー氏の息子は、と述べている。

ミャンマー軍事政権がクーデター後に設立した国家行政評議会（State Administration Council）は、スーチー氏の治療を妨げていることを否定。同氏の健康状態は良好だと伝えている。

昨年11月に釈放されたスーチー氏の元経済顧問のショーン・ターネル氏は、と述べた上で、囚人が骨折したときに刑務所の医師が来なかったことを明らかにした。

囚人への治療を拒否する軍事政権の冷酷な姿勢は、国際社会からの懸念が高まるのは当然なことであろう。

（画像はThe Irrawaddyより）

外部リンク

Concerns raised over Myanmar’s ailing Aung San Suu Kyi
https://www.aljazeera.com/

Jailed Aung San Suu Kyi ill and denied medical care, says son
https://www.smh.com.au/

Block on Medical Care for Daw Aung San Suu Kyi Sparks UN Concern
https://www.irrawaddy.com/