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2023-04-23 14:00

社会

国際人権NGO、ミャンマーへの航空燃料輸送に対する保険提供の停止を要求

燃料供給
燃料供給への関与は民間人への空爆に加担すること
英国のロンドンに拠点を置く国際人権NGOであるBurma Campaign UK(BCUK)は4月20日、英国の保険会社5社に対してミャンマーへの航空燃料の輸送に対する保険の提供を停止するよう求めた。

停止を求められた保険会社5社は、UK P&I、Steamship Mutual、Britannia P&I、North Standard、Shipowners Clubである。

これらは相互保険組合であり、ミャンマーに航空燃料を輸送した船舶にP&I(保護と補償)保険を提供。 ミャンマーに航空燃料を届けるサプライ チェーンにおける彼らの役割は、アムネスティ・インターナショナルのレポート『Deadly Cargo』で明らかにされている。

BCUKのディレクターであるマーク・ファーマナー(Mark Farmaner)氏は、
「ミャンマーに航空燃料を供給するサプライチェーンに関与している企業は、民間人に対する空爆に加担している可能性があり、直ちに停止する必要がある」(プレスリリースより)
と述べた上で、
「保険がなければ船は航空燃料を運ぶことができない」(プレスリリースより)
とつけ加えている。

英国政府のガイダンスに従わない保険会社
英国政府は2022年2月、ミャンマーへの航空燃料に関して自国企業にガイダンスを発行。ガイダンスではミャンマーの航空部門に関連する団体と取り引きする場合、企業はジェット燃料などの商品が軍に届かないようにするためにサプライチェーンを徹底的に調査する必要があることに言及している。

ミャンマーへ燃料が届かないようにするためだが、今回保険の提供停止を求められた保険会社は英国政府のガイダンスに従っていないということだ。

(画像はBurma Campaign UKより)


外部リンク

Burma Campaign UK
https://burmacampaign.org.uk/

Burma Campaign UKのプレスリリース
https://burmacampaign.org.uk/

アムネスティのレポート『Deadly Cargo』
https://www.amnesty.org/

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