ミャンマーニュース

ミャンマーの最高裁判所は4月19日、軍事政権により追放されたアウンサンスーチー氏の有罪判決に対する上訴と、同氏が起訴されたいくつかの事件で減刑を求める審理に同意したことを明らかにした。

最高裁判所は上訴と減刑要求を審理する日付をまだ決めていないが、今後2ヶ月以内に実施する可能性があるという。

77 歳のスーチー氏は、2021年2月1日に起きたクーデターで軍が権力を掌握したときに逮捕された。同氏は軍による一連の政治的動機による訴追で有罪判決を受け、計33年の懲役刑が科された。

軍事政権はクーデターを正当化し、スーチー氏が政界に戻ることを妨げるために多くの罪を科してると指摘する声もある。

今回のスーチー氏の審理に関して最高裁判所は正式に発表はしておらず、スーチーの訴訟に詳しい法務官が情報を明らかにした。

ミャンマーの司法制度は透明性がほとんどなく、スーチー氏の裁判はすべて非公開で行われている。

軍事政権は権力を掌握して以降、政治的危機を緩和する可能性のある会談を求める国際的な圧力にもかかわらず、外部の人がスーチー氏との面会を求めても会うことを許可していない。

なお、最高裁判所はスーチー氏とともにウィンミン元大統領の上訴審理にも同意したという。

（画像はcnaより）

外部リンク

Myanmar court agrees to hear Suu Kyi appeal
https://www.reuters.com/

Myanmar Supreme Court agrees to hear some Aung San Suu Kyi appeals
https://www.channelnewsasia.com/

Supreme Court agrees to hear appeal for the cases against U Win Myint and Daw Aung San Suu Kyi
https://elevenmyanmar.com/