ミャンマーニュース

上陸時には最大時速175キロの風が吹くと予想されるサイクロン「モカ」がバングラデシュとミャンマーの海岸に迫っており、数十万の人々がより安全な場所への避難を余儀なくされている。

イスラム系少数民族のロヒンギャが暮らす世界最大の難民キャンプであるコックスバザールもサイクロンに襲われる恐れがあるという。

気象予報士らは、サイクロン「モカ」はここ20年近くで最も強力な嵐となる可能性があると警告。約50万人が安全な地域に避難している。

ダッカの政府暴風雨警報センターの気象学者によると、サイクロンはベンガル湾を北に進み、14日の上陸が予想されているという。また、暴風雨システムを追跡しているミャンマー情報管理局は、ミャンマー北西部ラカイン州のシットウェとバングラデシュのコックスバザールの間の海岸をサイクロンが横切ると予想している。

サイクロンの上陸に備えて空港は閉鎖され、漁師らは仕事の一時停止を命じられた。また、脆弱な地域の人々がより安全な場所に移動するため、1,500か所の避難所が設置されたという。

国連人道問題調整事務所（OCHA）は、と述べている。

また、サイクロンの進路と予想されるラカイン州と北西部のチン州、マグウェ地方域、ザガイン地方域で暮らす約600万人が人道支援を必要としているという。

なお、ラカイン州の23万人以上が「高潮の影響を受けやすい低地沿岸地域にある」避難民キャンプで暮らしている。

（画像はabcより）

外部リンク

Cyclone Mocha: Intense storm hits Bangladesh and Myanmar coast
https://www.bbc.com/

Bangladesh and Myanmar evacuate refugees from low-lying regions as Cyclone Mocha strikes
https://www.abc.net.au/

Thousands evacuated as Cyclone Mocha nears Myanmar, Bangladesh
https://www.aljazeera.com/