ミャンマーニュース

タイ政府は6月18日から2日間、ミャンマー軍事政権が任命した外相を含む東南アジア諸国連合（ASEAN）の外相とインド、中国の代表らを招き、「首脳レベルでミャンマーに全面的に再関与する」という趣旨の非公式の会合を開いた。

ASEAN諸国はミャンマーが2021年のクーデターで政権を掌握して以降、同政権に異議を唱える国民を暴力で制圧しようとしているため、ミャンマー軍事政権は10カ国からなるASEANのハイレベル会合から締め出されている。

そのため一部のASEAN加盟国は同会合の出席を拒否し、他の加盟国は若手官僚のみを派遣したという。

現ASEAN議長国のインドネシアも和平プロセスを開始するためにミャンマーの紛争に主要な関係者を関与させようとして数カ月間努力してきたが、タイの招待を拒否している。

マレーシア政府は声明で、と述べ、タイの取り組みがASEANの団結を損なうことを示唆した。

一方、タイのドン・プラムドウィナイ外相はミャンマー軍事政権の外相も招いた和平交渉を自国が主催することを擁護。同会合は隣国ミャンマーの危機を解決する方法を模索するタイの継続的な取り組みの一環であり、ASEANの枠組み内で開催されたものではないと主張している。

また、と述べた。

タイのプラユット・チャンオチャ首相も、と述べた上で、とつけ加えている。

プラムドウィナイ外相によると、ミャンマー危機により難民が国境を越えてタイに流入しており、貿易に大きな打撃を与えているという。

（画像はABC NEWSより）

外部リンク

ASEAN members stay away as Thailand host gathering with Myanmar junta officials
https://www.abc.net.au/

Thailand to host meeting to ‘fully re-engage’ Myanmar’s generals
https://www.aljazeera.com/

Foreign Minister insists informal Myanmar talks are in Thailand’s interest
https://www.thaipbsworld.com/