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2023-02-16 08:00

社会

ミャンマー軍事政権、「国家に忠誠を誓う」市民に銃の所持を許可

銃所持
1977年の法律を復活
ミャンマー軍事政権は、「国家に忠誠を誓う」と見なされた民間人が銃を所持するすることを認める1977年の法律を復活させた。

軍事政権の文書とメディア報道によると、同政権内務省が2021年2月1日のクーデターから2 年となる前日の2023年1月31日に法律を復活させる命令を出したという。

この新しい政策では、18歳以上の人が数種類の銃や弾薬を携帯するための免許を取得できるようになる。銃の所持を申請する者は、「国家への忠誠心、善良な性格、および武器を携帯する必要性」を示さなければならず、前科や精神の不安定などの病歴がないことが求められるという。

さらに免許取得者は、地方自治体から治安および法執行活動に参加するよう指示された場合、従う必要がある。

銃所持の許可で助けが得られると考える軍事政権
専門家は、軍事政権に反対する武装抵抗グループと戦う軍事政権支持グループを武装させることで、暴力をエスカレートさせる可能性があると懸念している。

匿名を希望したヤンゴンを拠点とする弁護士は、
「彼ら(軍事政権)は支持者の武器所持を許可すれば、助けが得られると考えている。 たとえば、武装した軍事政権派の民兵は、[敵対]メンバーの存在を軍に報告したり、独自に戦ったりする可能性がある」(Radio Free Asiaより)
と述べた。

さらに、
「この新しい政策により、軍事政権は法の下で抵抗勢力に対してより強力な攻撃を実行するためのより多くの権利を親軍事グループに与えた」(Radio Free Asiaより)
とつけ加えている。

(画像はRadio Free Asiaより)


外部リンク

Myanmar’s military rulers to let ‘loyal’ citizens carry guns
https://apnews.com/

Myanmar’s military regime to let ‘loyal’ citizens carry weapons
https://www.aljazeera.com/

Myanmar junta revives 1977 law allowing ‘loyal’ civilians to bear arms
https://www.rfa.org/

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