ミャンマーニュース

クーデターで権力を掌握したミャンマー軍事政権は国軍記念日の3月27日に大規模な軍事パレードを行い、軍最高司令官であるミン・アウン・フライン上級大将が、クーデターに抵抗する人たちを「テロリスト」と表現し、断固として対処することを明言した。

同日に行われた大規模パレードでは、ミン・アウン・フライン上級大将の堂々とした姿とともに装甲車両、ミサイル、大砲、戦闘機などが披露されたという。

国軍記念日は1945年に占領下の日本軍に対する寄せ集めの軍隊による蜂起が始まりで、当時ビルマと呼ばれていたミャンマーは1948年に英国の植民地支配から独立。それ以来、ほとんどの期間を一連の軍事政権によって統治されてきた。

軍事政権への抗議は民主派勢力が樹立した国民統一政府（NUG）によって主導されているが、NUGの議員は軍によって議席を拒否されたという。

NUGの武装部門である人民防衛軍 (PDF) は、武装した少数民族とともに、定期的に国軍の部隊、基地、および前しょう基地を攻撃。 同時に、陸軍と空軍は砲撃と空爆で村を攻撃し、しばしば民間人の死傷者を出し、人権侵害で非難されている。

ミン・アウン・フライン上級大将はスピーチで、と述べた上で、とつけ加えた。

この発言は、抗議者による暴力を指摘することで、人権侵害の申し立てを却下させたいという思惑があるとの指摘もある。

（画像はALJAZEERAより）

外部リンク

Myanmar army chief vows to crush resistance in rare speech
https://www.bbc.com/

Myanmar military pledges decisive action against opponents
https://www.aljazeera.com/

Myanmar army leader calls for decisive action to crush foes
https://abcnews.go.com/