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2022-10-26 12:30

社会

ミャンマー国軍、少数民族武装勢力の支配地域で大規模空爆

空爆
50~60人が死亡
軍事クーデターで権力を掌握したミャンマー政府は10月23日午後8時40分ごろ、対立する少数民族武装勢力の支配地域であるカチン州で大規模な空爆を行い、50~60人が死亡した。また、約100人が負傷している。

報道によると、カチン軍の政治部門であるカチン独立機構 (KIO) の設立62周年の祝賀イベントが標的となり、民間人、地元の歌手、カチン独立軍(KIA)の将校が死亡したという。

空爆は3日間予定されていたKIOの祝賀イベントの初日に行われたコンサートを襲った。イベントには300~500 人が参加していたという。

なお、死亡者と負傷者の人数はメディアにより異なり、情報が錯綜していることがうかがえる。

国際社会が軍事政権を非難
国連はこの空爆に関して、深い懸念と悲しみを表明し、
「治安部隊による非武装の民間人に対する過度かつ不均衡な武力行使と思われるものは容認できない」(REUTERSより)
と声明で述べた。

また、共同声明の中で、オーストラリア、英国、米国、欧州連合加盟国を含むミャンマーの外交使節団の責任者は、危機と不安定を助長する軍事政権の責任を強調し、民間人を保護する義務を無視した行動であることに言及している。

加えて、国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルも抗議の声を上げ、人々の命を無慈悲に無視する国軍のやり方に懸念を示した。

(画像はsky newsより)


外部リンク

Air strike during Myanmar concert kills at least 50 - media, opposition
https://www.reuters.com/

Dozens of people killed by military government airstrikes on Myanmar concert, Kachin rebels say
https://news.sky.com/

Myanmar army air raids on ethnic rebel group concert ‘kill 60’
https://www.aljazeera.com/

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