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2022-10-13 01:00

社会

ミャンマー軍事政権、扇動でジャーナリストに禁錮3年の判決

国際ジャーナリスト連盟
ジャーナリストに対する迫害をやめるよう要請
国際ジャーナリスト連盟(International Federation of Journalists:IFJ)によると、ミャンマー軍事政権が10月7日、ボイス・オブ・アメリカ(Voice of America)のミャンマー人ジャーナリストであるSithu Aung Myint氏に「政府職員に犯罪を扇動した」として重労働を伴う懲役3年の刑を言い渡したという。

IFJはこの判決を非難し、ミャンマー軍事政権に対し、ジャーナリストの独立報道に対する迫害をやめるよう要請した。

Sithu Aung Myint氏は2021年8月15日にヤンゴンで逮捕され、9月15日にミャンマー刑法第 505 条 (a) に基づく「扇動の罪」で3年の懲役を言い渡された仲間のジャーナリストであるHtet Htet Khine氏と共に逮捕されたという。

Sithu Aung Myint氏の弁護士は、判決に対して控訴する意向を示している。

ミャンマー軍事政権はジャーナリストを標的に
Sithu Aung Myintはミャンマーのベテランジャーナリストで、スカイネット(SkyNet)、フロンティア・ミャンマー(Frontier Myanmar)、ボイス・オブ・アメリカのビルマ語サービスなど、いくつかのローカルおよび国際的なメディアで働いてきた。

同氏はさまざまな政治的および社会的問題について報道しており、ミャンマーの軍事政権に対する率直な批評もしていたという。

IFJ は、ミャンマーのジャーナリスト、メディア関係者、活動家を軍事政権への反対を抑圧するために標的にすることが増えていると指摘。

さらに、
「ミャンマーの軍事政権下で、ジャーナリストは独立した批判的な報道のために、ますます厳しい検閲、攻撃、嫌がらせ、恣意的な拘留、投獄に直面している。IFJ はSithu Aung Myint氏の逮捕と判決を非難し、彼の刑務所からの即時釈放を求めている」(プレスリリースより)
と述べている。

なお、日本人のドキュメンタリー映像作家である久保田徹氏は10月5日、懲役10年の判決を言い渡された。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

国際ジャーナリスト連盟
https://www.ifj.org/

国際ジャーナリスト連盟のプレスリリース
https://www.ifj.org/news/

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