ミャンマーニュース

中国の王毅外相は7月3日、暴力の激化と人権の悪化が懸念されるミャンマーを訪問し、軍事政権の指導者らに敵対者との会談を呼びかけた。

同外相は中国外務省が発表した声明で、と述べた上で、ミャンマーへのサポートを約束し、「政治的および社会的安定」が実現するよう繰り返している。

ミャンマーでは2021年2月に起きた軍事クーデターにより反対派の国民との衝突が相次いでおり、軍事政権は反対派に対する暴力的な取り締まりを行い、近隣諸国からの懸念を引き起こした。

また、西側政府が制裁を課すことで、孤立した軍事政権はますます中国やロシアを含む同盟国に目を向けるようになっている。

王毅外相は3日にミャンマー屈指の仏教聖地であるバガンの空港に到着し、国軍の上級指導者らに歓迎された。

同外相は中国の代表団を率いて、カンボジア、ベトナム、タイ、ラオスを含む地域のカウンターパートとのトップ外相会議に出席する予定だが、ミャンマーの事実上のトップであるミン・アウン・ライン氏に会うかどうかは不明だという。

中国はミャンマー軍事政権の数少ない国際的な同盟国の1つであり、武器供給国でもある。また、アウンサンスーチー氏を追放した軍事クーデターを非難することを拒否しため、国際人権団体などから懸念を引き起こした。

シンガポール国立大学の政治学教授で地域安全保障の専門家であるIan Chong氏は、と中国が和解の仲介を試みる目的を推察したが、ミャンマー軍事政権の行動を変えられるかは不明である。

（画像はELEVENより）

外部リンク

China calls on Myanmar's junta to hold talks with opponents
https://edition.cnn.com/

China urges Myanmar military government to hold talks with opponents
https://elevenmyanmar.com/

China calls for understanding between parties in Myanmar to achieve peace
https://www.laprensalatina.com/