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2022-05-23 07:00

政治

豪政府、ミャンマー軍事政権との外交関係を格下げ

臨時代理大使
臨時代理大使の肩書きで公館長として活動
オーストラリア政府は、ミャンマー軍事政権を正当化しないために外交関係を格下げし、駐在大使を臨時代理大使に変更する意向であることが明らかになった。

オーストラリアの公共放送局であるABCは、同国外務貿易省が4月に任期を終えたアンドレア・フォークナー大使の後任として、「この地域で大使の経験を持つ上級キャリアオフィサー」を選出したと報告。

また、新しい任命者は「資格を軍事政権の長に提示せず、代わりに臨時代理大使の肩書きで公館長として活動する」という。

オーストラリア政府はクーデター以来、ミャンマー軍事政権に厳しい制裁を課さないことを選択したことで人権団体から強い批判を受けてきた。これまでオーストラリアが慎重だった理由の一部は、クーデター中に逮捕されたオーストラリア人経済学者ショーン・ターネル氏の釈放を確保するためだ。

ターネル氏はクーデター以来拘留されたままで、2つの犯罪で懲役5年と7年の可能性に直面している。

他の西側諸国にも格下げの動き
日経アジアの最近の報告によると、デンマーク、ドイツ、イスラエル、イタリア、韓国の外交代表も臨時代理大使レベルに格下げされたか、格下げの過程にあるという。

昨年8月に任命された英国の在ミャンマー新大使は、英国政府が肩書きを大使から臨時代理大使に格下げしたためミャンマー軍事政権の怒りを買い、ビザの発行を拒否されてタイのバンコクで立ち往生したままである。

(画像はThe Irrawaddyより)


外部リンク

Australia to Downgrade Diplomatic Representation in Myanmar: Report
https://thediplomat.com/

Australia Downgrades Diplomatic Ties With Myanmar Junta
https://www.irrawaddy.com/

Australia says will not appoint ambassador to Myanmar to downgrade diplomatic ties
https://elevenmyanmar.com/

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