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2019-11-15 15:30

文化

アメリカ大使館、マンダレーのシュエナンドー僧院の保全活動支援に寄付

マンダレー
継続的な保全活動のために人材を指導
在ミャンマーアメリカ大使館は、マンダレーのシュエナンドー僧院で進行中の保全活動に対して、30万ドルの継続的な支援を行っていることを発表した。

これにより、この重要な文化的遺跡の保全に対するアメリカの寄付総額は、110万ドルとなる。このサポートは、アメリカ国務省の文化保存のための大使資金を通じて行われている。

Scot Marciel大使は、このプロジェクトについて次のように述べた。
「我々は、ミャンマーの豊かな文化的遺産を尊重する。この歴史的僧院の保全に対するアメリカの支援によって、地域社会が利益を享受し、来訪者が、重要な文化的遺跡を引き続き評価できるようになる。」(プレスリリースより引用)

ミャンマーにおける未来の世代のためにこの歴史的な場所を保存することに加えて、アメリカ大使館は、このプロジェクトを通して、地域の職人、学生、ツアーガイドを指導している。

建物の修繕や敷地内の整備も
アメリカの支援により、地域の職人は、世界中の文化遺産を保護しているアメリカを拠点とする組織、ワールド・モニュメント財団(WMF)と協働して、2014年からシュエナンドー僧院の保存に関わってきた。

WMFは、建物の包括的な研究と評価を開始し、続いてチーク材の建物の劣化を止めるための緊急な修理を行った。現在までに、アメリカの資金は、水管理の改善、記念碑の階段の修理、建物が建設された当初のチーク材をピンカド材に変えること、装飾品の復元と交換に使用されてきた。

追加された資金は、マンダレー地域における人々の指導、能力開発、継続的な保全活動を支援することに使用される予定である。

19世紀前半のコンバウン王朝期の建物
シュエナンドー僧院は、ミャンマー国内で最も来訪者が多い僧院の1つである。以前は、マンダレーのガラス宮殿の部屋として機能し、19世紀前半のコンバウン王朝の宮殿で第二次世界大戦をくぐり抜けた唯一の建物である。

元々の部屋はミンドン王によって立てられ、ここでミンドン王が亡くなった後、現在の場所に移され、ミンドン王の息子ティーボー王によって修道院に改装された。

シュエナンドー僧院は、歴史的価値と建築の重要性によって、1919年からミャンマー考古学調査によって保護されている7つの僧院のうちの1つである。

(画像はU.S. Embassy in Burmaより)


外部リンク

U.S. Embassy in Burma
https://mm.usembassy.gov/

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