2019-10-12 20:00
社会
ミャンマー当局、アフリカ豚コレラの早期予防を呼びかけ

24時間体制で感染拡大を阻止
ミャンマー農業・畜産・灌漑省(Ministry of Agriculture, Livestock and Irrigation)は10月11日、「アフリカ豚コレラウイルス(ASFV)」から家畜を守るために、ガイドラインに従うことを関係者に呼びかけた。ミャンマーでは今年8月、中国との国境に近いミャンマー東部のシャン州ケントゥン県(Keng Tong District)で初めてASFVに感染した豚が発見されている。
ASFVは人間に感染することはなく、節足動物によって豚やイノシシから他の動物に伝染。豚以外の動物では症状が見られないが、豚が感染すると致死性の出血性疾患を引き起こし、感染後1週間程度で死に至ることもある。
ミャンマー当局は8月以降、24時間体制でASFVの感染拡大を阻止するために取り組んでいるという。
ガイドラインで詳細に注意喚起
当局はガイドラインで、養豚場のバイオセキュリティに注意を促している。バイオセキュリティとは、農場外部からの侵入や農場内での発生などを防止する対策のことだ。また、食肉市場の衛生面や違法に輸入された豚および豚肉関連製品の購入、販売、消費などについても注意を呼びかけている。
さらに、感染により死亡した豚の死体を川や湖に捨てないこと、他の農場の器具を使用しないこと、野生の豚と飼われている豚を接触させないことなど、感染が拡大する恐れのある行為を具体化して関係者に知らせた。
加えて、豚が原因不明で突然死亡した場合、すぐに地元の管理者、家畜飼育獣医部門またはミャンマー家畜連盟に連絡するよう要請している。
(画像はミャンマー農業・畜産・灌漑省より)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/
ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/
ミャンマー農業・畜産・灌漑省
https://www.moali.gov.mm/en
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