2019-10-03 22:15
文化
映画「アウンサン」撮影初日は権力の象徴“玉座”から:ヤンゴン

メッセージを込めて大玉座を撮影
「ビルマ建国の父」として国民に敬愛され続けるミャンマー独立の英雄アウンサン将軍(Bogyoke Aung San)の人生を描く映画「アウンサン」の撮影が9月30日、ヤンゴンにある国立博物館で開始された。撮影初日となるこの日は、同博物館に展示されている「シハサナ(Sihasana)」というライオンをかたどった大玉座の撮影から始まった。
植民地となる前のミャンマーでは、君主とその正妻が玉座を使用していたという。
映画「アウンサン」のルー・ミン(Lu Min)監督は、
「今日、アウンサン映画の撮影を開始し、映画のオープニングのためにライオンの玉座を撮影する。オリジナルの王座を映し出すことで、古代ミャンマー王の倫理的支配のメッセージを伝えたい」(プレスリリースより)
と述べている。撮影クルーは様々な角度から大玉座に照明を当てて撮影に挑んだ。
アウンサン将軍の人生をたどる撮影
この日は、アウンサン将軍が通ったヤンゴン大学や大学生のときに滞在していたバゴーホール(Bago Hall)などでも撮影が行われたが、初日に俳優陣の撮影はなかったという。今後はマンダレー(Mandalay)とインワ(Inwa)に移り、植民地時代のアウンサン将軍の祖父Bo Min Yaung氏などが撮影される予定だ。
また、アウンサン将軍の子供時代がミャンマー中部ナッマウ(Natmauk)などで撮影されるなど、アウンサン将軍の人生がたどられていくという。
なお、同映画は5ヶ月で完成する予定で、2020年に上映される。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/
ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/
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