2019-10-06 06:00
社会
ミャンマー・モン州で初の電子出生登録:ユニセフ

国および州/地域レベルで文書を管理
開発途上国・戦争や内戦で被害を受けている国の子供の支援を活動の中心としているユニセフ(国連児童基金:UNICEF)は10月3日、ミャンマー・モン州で初めて電子出生登録(Mobile Birth and Death Registration :MBDR)が行われたことを明らかにした。これは、ミャンマー政府、ユニセフ、テレノールグループ(Telenor Group)のパートナーシップにより開発されたMBDRプロジェクトによるという。
ユニセフ・ミャンマーからの技術サポートにより、中央統計機構はバイタル登録Eプラットフォーム(eVR)と呼ばれる電子プラットフォームを採用し、国および州/地域レベルで出生記録を文書化し保存する。
また、モン州へMBDRプロジェクトを通じたeVRが拡張したことにより、郡区の保健局は構築された文書から住民の重要な記録を取得し、出生証明書を発行できるようになるという。
これまで出生登録等は紙のフォームを使用して、郡区の保健スタッフによって行われていた。
効率的で効果的な応答性の高い市民登録システム
モン州首相は、「MBDRは効率的で効果的な応答性の高い市民登録システムをサポートする。さらに需要なことは、ペーパーワークを削減することにより、すべてのレベルで基本的な医療スタッフの生産性が向上することだ」(プレスリリースより)
と述べている。また、連邦政府事務所の副大臣は、今回のプロジェクトが電子政府戦略を支援することに言及した。ミャンマー政府は、不平等を減らし個人に力を与えるために、強力で包括的なデジタル経済を構築することが重要であると考えている。
なお、このMBDRではテレノールの4Gネットワークが使用されている。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF Myanmar/2018/Nyan Zay Htet
外部リンク
ユニセフ・ミャンマー
https://www.unicef.org/myanmar/
ユニセフ・ミャンマーのプレスリリース
https://www.unicef.org/myanmar/press-releases/
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