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2019-09-16 19:00

文化

ミャンマー・ラカイン州のミャウウー、世界遺産登録を目指す

世界遺産
354年間続いた先進的な時代
ミャンマー情報省によると、同国宗教・文化省(Ministry of Religious Affairs and Culture)はラカイン州の古都ミャウウー(MraukU)の世界登録遺産を目指しているという。

西暦1430年にソー・モン王(King Saw Mon)が首都をミャウウーに定め、1787年までの354年間、49人の君主がミャウウー時代を築いた。

ラカイン州の歴史は、ダニヤワディー(Danyawaddy)、ワイタリ(Waithali)、レイムロ(Lemro)、ミャウウーの4時代に分かれ、ミャウウー時代が最も先進的で進歩した時代であったという。

ミャウウー時代が終わった後、古い宮殿、城壁、壁、砦、パゴダ、仏塔、遺物保管所、僧院、穀倉などが、過去に高度な文明社会があったことを示すようになった。

さらに、仏像、石碑、硬貨、古代の陶器などの無形文化遺産は、高い文化的習慣を示しているため、世界遺産登録に値する古都だという。

地域の安定性が課題
世界遺産登録の基本的な要件は、地域の安定性だ。しかし、この地域では継続的に戦闘が行われているため、地域の安定・安全がミャウウーの世界遺産登録の足かせになる可能性がある。

地域の治安や安定が危ぶまれる中、2019年9月30日までにノミネート書類の草案を提出し、2020年1月に本文書が提出できるよう関係省庁は何度となく会合を開いているという。

ノミネート書類一式を世界遺産委員会に提出した後は、2020年9月に委員会の専門家らがミャウウーを視察し、世界遺産への登録が協議される。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/

ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/

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