2019-09-04 17:00
旅行
ミャンマー22番目の象キャンプがオープン
ザガイン地方域で4番目
ミャンマー情報省によると、同国の北西部に位置するザガイン地方域(Sagaing Region)のカタ県バンモゥ郡区(Bamauk Townshi in Katha District)で9月1日、ザロンタウン象キャンプ(Zalon Taung elephant camp)がオープンしたという。同象キャンプは、天然資源・環境保全省(Ministry of Natural Resources and Environmental Conservation)傘下のMyanma Timber Enterpriseによりオープンされ、同国で22番目、ザガイン地方域で4番目のキャンプとなった。
ミャンマー当局は、
「ザロンタウン ・パゴダ(Zalon Taung pagoda)を訪れる巡礼者は、エコ・ツーリスト・スポットとして設計された風光明媚なキャンプも訪れることができる」(プレスリリースより)
と述べている。なお、象キャンプは国内外の観光客をひきつけ、地元住民の雇用を創出することを目的としているという。
象の保護促進と地方政府の収入増加に期待
Myanma Timber Enterpriseのデータによると、ミャンマーには約5,000頭の飼いならされた象と約1,500頭の野生象がいる。しかし、ミャンマーの象は象牙や皮を求める密猟者に狙われ、常に驚異にさらされているのが現状だ。2018年には、ケニアを拠点とするセーブ・ザ・エレファンツ(Save the Elephants)が、世界最大の消費国である中国へ渡る象牙がミャンマーで密猟されていると発表。
また、ミャンマー世界自然保護基金は、政府が密猟を効果的に防止できなければ、ミャンマーの象の個体数は今後10年間で消滅する可能性があると警告した。
ミャンマー当局は、象キャンプのオープンが象の保護を促進し、地方政府の収入を増やすのに役立つと考えている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/
ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/
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