2019-08-18 20:00
社会
【ミャンマー】過去7カ月間にデング出血熱で48人死亡、1万人以上が感染

感染者の半数近くが5歳から9歳までの子ども
ミャンマー保健・スポーツ省(Ministry of Health and Sports)の公衆衛生局は8月14日、過去7カ月間に1万757人がデング出血熱(Dengue Hemorrhage Fever:DHF)に感染し、48人が死亡したと報告した。7月27日時点において、エーヤワディ地方域(Ayeyarwady region)の感染者が1,974人と最も多く、5人が死亡している。
また、次いでヤンゴン地方域(Yangon region)が多く、感染者は1,788人、死亡者は15人だという。
なお、感染者の半数近くとなる4,473人が5歳から9歳までの子どもであった。
雨季に感染が増加
DHF制御プロジェクトのマネージャーであるNay Yi Yi Lin博士によると、DHFのアウトブレイクはほとんどがエーヤワディ地方域とヤンゴン地方域で、その他にはマグウェ地方域(Magway region)やザガイン地方域(Sagaing region)でも感染が確認されているという。DHFは蚊により媒介されるウイルス疾患で、重度のインフルエンザのような症状を引き起こし、時として重症型のDHFを合併することもある。
通常、ミャンマーでは6月から8月までの雨季に感染が増加するといい、Nay Yi Yi Lin博士も、
「発生は毎年6月中旬から9月までの期間に増加する」(ELEVENより)
と述べている。ミャンマーでは2018年、蚊を媒介とする疾患が3,649件報告され、187人が死亡した。世界的にもHDFの発生が増加しているため注意が必要だ。
(画像はELEVENより)
外部リンク
Dengue kills Forty-eight people
http://www.mizzima.com/
Dengue fever kills 48, infects over 10,700 people in Myanmar
http://www.xinhuanet.com/
Yangon sees over 1,700 dengue fever cases with 15 deaths this year
https://elevenmyanmar.com/
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