2019-08-01 12:00
文化
ミャンマーで野生のトラ22頭を確認

トラの多い世界13カ国の内の1つ
ミャンマー天然資源・環境保全省(Ministry of Natural Resources and Environmental Conservation:MNREC)は「世界トラの日(World Tiger Day)」である7月29日、同国の調査で少なくとも22頭のトラが確認されたことを明らかにした。調査は2016年から2018年に行われ、センサーで自動に撮影するカメラトラップにより、トラが確認されたという。
MNRECのOhn Win大臣は「世界トラの日」を記念して開催された行事で、
「我々はミャンマーがトラの多い世界13カ国の内の1つであるという事実を誇りにしている」(プレスリリースより)
と述べている。同調査によると、ミャンマーの総面積の約7%となる1,200万エーカー(約4万9,000平方キロメートル)以上がトラの生息地だという。
ベトナムやラオスなどではほぼ絶滅
「世界トラの日」とは、トラ保護の取り組みを促進するために、2010年にロシアの「サンクトペテルブルク・タイガーサミット(Saint Petersburg Tiger Summit)」で制定された。WWF(世界自然保護基金)ジャパンによると、ミャンマーで確認された22頭のトラは「インドシナトラ」という絶滅が危惧されるトラの亜種だという。
インドシナトラはかつてインドシナ半島に多く生息していたが、ベトナムやラオスなどではほぼ絶滅している。
そのため、今回22頭のインドシナトラが確認されたことは大きなニュースといえるだろう。
(画像はミャンマー情報省より)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/
ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/
WWFジャパンのプレスリリース
https://www.wwf.or.jp/
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