2019-07-18 00:15
社会
ミャンマー(ビルマ)難民キャンプ、今年に入り2度目の難民の帰還

2月以来2度目 帰還した正確な人数は不明
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)のミャンマー(ビルマ)難民事業事務所インターン・佐藤有生さんが、難民キャンプから今年に入って2度目の難民の帰還が実施されたと、7月10日のシャンティブログで報告した。7月1日から3日間にかけて行われた難民のミャンマーへの帰還は、今回で4度目、今年だけでみれば2月以来2度目となっている。帰還した正確な人数は公式発表が未だにないため不明。佐藤有生さんによれば、当初、6つの難民キャンプからおよそ300人が帰還する予定であったとしている。
UNHCRが仲介を 帰還数増加の妨げなどの問題も
難民の帰還はタイ・ミャンマー両政府合意のもと、UNHCRが仲介する形で行われているが、毎回帰還する数の少なさなどが問題になる。今回の帰還数は、前回に次ぐ大きさで行われたが、それでも難民キャンプ総人口の0.4%にとどまった。これは2国間が難民帰還を年2回と決めているためだ。UNHCRが帰還希望者の翻訳された情報を収集して、政府が記載内容の確認をする「手続き」などが多くあり、それらが帰還の妨げる大きな要因となっている。
(画像はシャンティ ホームページより)
外部リンク
シャンティブログ
https://sva.or.jp/wp/?p=34363
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