2019-06-29 11:00
社会
国際麻薬乱用・不正取引防止デーに押収薬物を焼却処分:ミャンマー

主要3都市で焼却
ミャンマー当局は国際麻薬乱用・不正取引防止デー(International Day against Drug Abuse and Illicit Trafficking)である6月26日、国内で押収した薬物を主要3都市のヤンゴン、ネピドー、マンダレーで焼却処分した。今回、焼却された薬物は2018年に発生した3,975の薬物事件で押収されもので、ヘロインやアンフェタミンを含む24種類の薬物が焼却されたという。
マンダレー地方域のZaw Myint Maung said.首相は、
「人々の命を破壊する可能性のあるこれらの薬物を根絶するためには、国民の助けが必要だ」(MYANMAR TIMESより)
と述べた上で、薬物生成に使用される成分が近隣国を経由して国内に入ることを明らかにした。また、当局によると、薬物生成の場は不安定な国境地帯にあり、マネーロンダリングの90%以上が違法薬物に関連しているという。
押収量はわずかに減少も北部の麻薬は昨年超え
ヤンゴンでの焼却は、ヤンゴン地方域、タニンダーリ地方域、バゴー地方域、エーヤワディ地方域で押収された薬物に加え、ラカイン州、モン州、カイン州で押収されたものも含み、その量は昨年をわずかに下回っている。一方、ミャンマー北部で押収された麻薬は、昨年の量を上回っていたという。
ミャンマーでは違法薬物問題に対処するため、2018年に麻薬法と麻薬取締政策を発表。これまでに計29の麻薬常用者治療部門が開設され、全国に56の下位部門と55のメサドンクリニックが設立された。
なお、メサドンとは、ヘロイン中毒の治療薬である。
(画像はAsiaNews.itより)
外部リンク
Huge haul of seized narcotics torched in major cities
https://www.mmtimes.com/
More narcotics seized in northern Myanmar destroyed
http://www.asianews.it/
Drugs burned to mark International Day against Drug Abuse
http://www.mizzima.com/
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