2019-06-14 18:00
経済
【ミャンマー】オレドーがGSMA・Facebookとデジタルリテラシーを推進

モバイルインターネットの認知度向上と普及促進
ミャンマーで事業を展開するカタールの電話会社オレドー(Ooredoo)は、GSMアソシエーション(GSMA)とFacebookと共同で、ミャンマー国内でのモバイルインターネットの認知度向上と普及促進をするために、デジタルリテラシーキャンペーン「インターネット101」を導入した。同キャンペーンは、新規ユーザーのデジタルリテラシーを向上させるために、オレドーの店内で個人向けのトレーニングを提供し、教育することを目的としているという。
具体的には、店内のプロモーターは「インターネットとは何か」「インターネットへのアクセス方法」「オンラインでの安全性を維持する方法」を説明するビデオなどを通して学習するユーザーの手助けをする。
同キャンペーンは特に農村地域でのモバイル普及に力を入れており、GSMAのClaire Sibthorpe氏は、
「GSMAは国連の持続可能な開発目標に向けた前進を加速させるため、農村地域における接続性の原因究明に尽力している」(ZDNetより)
と述べている。GSMAの統計によると、ミャンマー人口5400万人のうち約2100万人がすでにモバイルインターネット接続を使用しているという。
Facebookの役割
GSMAは、「Facebookは回答者のインターネットへの理解を主に形作った」(ZDNetより)
と述べた上で、「多くの人がFacebookを情報への唯一の入り口だと考えており、多くの人が投稿をニュースと見なしている」(ZDNetより)
とつけ加えた。ミャンマーには多くのFacebookユーザーがおり、イスラム系少数民族ロヒンギャへのヘイトスピーチや暴力を誘発する発言などにFacebookが使われてきた。
しかし、今回のキャンペーンにより、これまで負の作用が強かったFacebookが正の作用に変わることが期待される。
なお、GSMA はGSM方式の携帯電話システムを採用する移動体通信事業者や関連企業からなる業界団体である。
(画像はMOBILE WORLD LIVEより)
外部リンク
Ooredoo pushes digital literacy with Facebook, GSMA
https://www.mobileworldlive.com/
Ooredoo Myanmar and GSMA team up with Facebook for digital literacy
https://www.zdnet.com/
Ooredoo, Facebook, GSMA start digital literacy campaign in Myanmar
https://www.telecompaper.com/
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