ミャンマーニュース

ミャンマーの事実上のリーダーであるアウンサンスーチー（Aung San Suu Kyi）国家顧問が6月22日から23日にかけて、タイの首都バンコクで開催される第34回ASEAN首脳会議に出席するという。

国家顧問執務室は18日、ホスト国であるタイのプラユット・チャンオチャ（Prayuth Chan-ocha）首相の招きにより、スーチー国家顧問が首脳会議に出席することを発表した。

10人のASEAN首脳は、「持続可能なパートナーシップの推進」をテーマに地域の問題について議論。人々を中心としたASEANコミュニティを構築することに焦点を当てている。

ミャンマー外務省によると、首脳陣は海洋汚染の問題を解決するための宣言と運営計画に署名し、ASEANの防災などに関する協力について話し合うという。

また、インド太平洋諸国との協力に関する待望の「ASEANインド太平洋見通し」を支持することも期待されている。

スーチー国家顧問はタイ滞在中、ASEAN首脳会議だけでなく二国間会合も開く予定だが、国家顧問執務室は詳細を明らかにしていない。

今回の首脳会談では、ミャンマーの「ロヒンギャ問題」が深刻な議論の対象となることが予想される。

ロヒンギャの窮状に対してスーチー国家顧問が熱心に対処しなかったとして国際社会から批判を受けているが、ASEAN加盟国の中でも特にマレーシアは、ロヒンギャの保護を怠ったとして批判的だ。

首脳会談の最後に出される議長声明の草案によると、バングラデシュのロヒンギャ難民が安心して安全かつ威厳を持ってミャンマー・ラカイン州へ帰還したいという彼らの願いを再確認するという。

（画像はThe Irrawaddyより）

外部リンク

State Counselor to Attend ASEAN Summit in Thailand on June 22-23
https://www.irrawaddy.com/

Myanmar state counselor to attend 34th ASEAN summit in Thailand
http://www.xinhuanet.com/

Myanmar leader Suu Kyi to attend ASEAN summit in Bangkok
https://english.kyodonews.net/