2019-06-19 20:30
経済
IFC、ミャンマー大手のヨマ銀行に投資

ミャンマー商業銀行における初の国際投資家
世界銀行グループの一員である国際金融公社(International Finance Corporation:IFC)は6月17日、2014年に提供したローンの5%をミャンマー最大の銀行の1つであるヨマ銀行(Yoma Bank Limited)の株式に転換したことを発表。この転換により、IFCはミャンマーの商業銀行における最初の国際投資家となった。
IFCは2014年、中小企業(SME)への融資拡大を支援するため、ヨマ銀行に融資パッケージを提供。最初の契約以降、IFCは信用リスク管理、コーポレートガバナンス、財務、財務、商品開発など、さまざまな分野で顧問業務をしている。
IFCの投資により、ヨマ銀行はミャンマーの中小企業に約7000件8億ドル以上の資金を提供し、52の支店を80に拡大した。
なお、ミャンマーの経済において中小企業は中心的な役割を果たしており、全事業の約99.4%が中小企業に分類され、雇用創出の50%を占めている。
外国直接投資の後押しに
ヨマ銀行の会長は、「IFCが我々の取締会に加わることを歓迎し、ミャンマー経済の発展にさらに貢献することを楽しみにしている」(プレスリリースより)
と喜びを述べている。また、IFCカントリーマネージャーは、
「ヨマ銀行が模範的なパートナーであることに感謝する。ヨマ銀行は、世界的なガバナンス基準に熱心に従ってきた」(プレスリリースより)
とこれまでの功績を讃えた。今回のIFCによる銀行への投資は、ミャンマーの銀行部門における重要な節目であり、同国への外国直接投資の後押しになることが期待される。
(画像はIFCより)
外部リンク
IFC
https://www.ifc.org/
IFCのプレスリリース
https://ifcextapps.ifc.org/Pressroom/
ヨマ銀行
https://www.yomabank.com/
関連する記事
-
2025-04-30 18:30
-
2025-04-26 16:30
-
2025-04-24 09:30
-
2025-04-19 09:30
-
2025-04-17 15:00