2019-06-15 10:00
社会
NHK、ミャンマーで旧日本兵の遺骨収集に関するドキュメンタリー制作

遺骨を収集する日本人男性
ミャンマー情報省によると、日本の公共放送局であるNHK(日本放送協会)のチームがミャンマー北部で、第二次世界大戦時の旧日本兵の遺骨収集に関するドキュメンタリーを撮影したという。NHKのチームは、7年前から旧日本兵の遺骨をミャンマーで収集している日本人男性のImoto氏について特集。
6月12日には、89歳の地元の男性が日本軍とイギリス軍の野営地やイギリス軍と戦闘が行われた地にImoto氏を連れて行ったシーンが撮影された。
ミャンマー情報省によると、同NHKのチームは4日から18日にかけて、ヤンゴン地方域、カチン州、サガイン地方域、モン州で同ドキュメンタリー特集を制作しているという。
多くの日本兵がミャンマーで無念の死
日本軍は第二次世界大戦の局面の一つである大東亜戦争開戦後間もなく、援しょうルートの遮断を目的としてビルマ(現ミャンマー)へ進攻し、イギリス帝国、アメリカ合衆国、オランダなどで構成される連合国と対戦。しかし、イギリス領インド帝国北東部の都市であるインパール攻略を目指した「インパール作戦」で、多くの日本兵が戦死や戦病死している。
日本兵は豪雨の中、傷つき疲れ果てた状態で飢えと病に苦しみながら山道を退却。その退却路に沿って彼らの遺体が点在するさまは、「白骨街道」と呼ばれるほどだ。
戦後70年以上が経った今でも、インドとの国境に近いミャンマーの林には瓦礫となった戦車や砲弾などが残っているという。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/
ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/news/
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