2019-05-31 22:00
政治
日本国大使、ミャンマーへの「国際的な圧力」不支持を表明

すべての利益のために協力
丸山市郎ミャンマー大使館特命全権大使は5月29日、ヤンゴンで行われたミャンマーへの政府開発援助(ODA)についてのインタビューで、ラカイン問題についての日本政府の立場を明らかにした。丸山特命全権大使は、
「我々はラカイン問題に関して、国際社会がミャンマー政府に対して圧力をかけたり行動を起こしたりすることに同意できない」(プレスリリースより)
と述べた後、「日本政府の立場は、すべての利益のためにミャンマー政府と協力することだ」(プレスリリースより)
とつけ加えている。また、ミャンマー政府が尽力しているにもかかわらずラカイン問題を解決できないのは、問題が非常に複雑だからだとした上で、ミャンマー国民だけでなく国際社会もミャンマー政府が国連機関と協力して懸命に努力していることを知る必要があると指摘した。
ラカイン州の発展を目指す日本政府
丸山特命全権大使は、バングラデシュの避難民が帰還すれば、日本政府が彼らに食糧、教育、訓練、就職などの援助をする意向があることを明言している。また、日本政府がラカイン州の発展に不可欠である発電と道路網の建設においてミャンマーを援助するつもりがあることも明らかにした。
圧力をかけても問題は解決しないという日本政府の考えは、援助をすることで示されているのかもしれない。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省
https://www.moi.gov.mm/moi:eng/
ミャンマー情報省のプレスリリース
https://www.moi.gov.mm/moi:eng/?q=news/
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