2019-06-04 17:00
社会
「日本出身=日本人」という常識は通用しない ミャンマーの複数民族の問題

メーソットではミャンマーからの多様な民族が暮らす
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)のミャンマー(ビルマ)難民事業事務所インターンの佐藤有生氏が、メーソットで暮らすミャンマーからの複数民族の問題を、6月1日のシャンティブログで紹介した。同氏は「日本出身=日本人」を常識的に考えていたが、国境を越えてタイ・メーソットで暮らすミャンマーからの複数民族には、その考えが当てはまらないと指摘。「ミャンマー出身です。」と答えた人を、「ミャンマー人」と呼ぶと、「カレン人です。」と、それまでの態度を変えて敏感に反応・訂正してくる場合があるとした。
国際的な感覚を持って複数民族の問題に向き合う
メーソットには、ビルマ、カレン、モン、シャン、インド系、ベンガル系と非常に多くの民族が混在。ミャンマーからの民族を一括りに「ミャンマー人」として、カレン人をビルマ人と同様に扱うことは大きな問題となる。佐藤有生氏は、日本では外国人を相当数の人が排外的に扱うと考え、「日本出身」、そして「日本人」とは何なのか、その意味を改めて考えさせられる機会になったと同時に、国際的な感覚を持って複数民族の問題に向き合うべきだと気づいたとしている。
(画像はシャンティ ホームページより)
外部リンク
シャンティブログ
https://sva.or.jp/wp/?p=33870
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