2019-06-04 05:00
社会
ラカイン州での武力衝突 ユニセフが子どもへの直接及び間接的被害に懸念

軍事的な目的のためインフラ施設を使用 犠牲者も確認
公益財団法人日本ユニセフ協会(以下、ユニセフ)が、ラカイン州での武力衝突が激化しており、子どもへの直接及び間接的な被害がでていると、現地から報告を受けたことに5月30日、大きな懸念を表明した。ラカイン州で続いているミャンマー軍と、武装勢力「アラカン軍」の武力衝突が、今年に入って激化。軍事的な目的のために学校や病院といったインフラ施設が使用されたり、子どもなどが拘束され不当な扱いを受けたりしている現状がある。また、子ども2人がこの武力衝突によって犠牲になった。
これらを受け、ユニセフは全ての紛争当事者に対し、暴力から子どもを保護することや、社会インフラ施設を守るように訴えている。
パートナー団体とともに心理社会ケアなどを支援
ユニセフはパートナー団体とともに、学校が軍事的な目的で占拠されていても、子どもが継続して学べるように、ラカイン州のユニセフと政府の倉庫に「学用品一式」や「教育キット」、「レクリエーションキット」を備蓄。また、子どもや若者、そしてその養育者に対する「カウンセリング」や「心理社会ケア」、「地雷回避教育」などを支援している。ユニセフは今後も、最も困難な立場にある子どもへの支援に重点を置きながら活動を進めていく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF/UN0229016/Sirman
外部リンク
ユニセフ プレスリリース
https://www.unicef.or.jp/news/2019/0080.html
ユニセフのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000001334.000005176.html
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