2019-05-24 19:00
社会
CPJ、起訴なしで拘禁のミャンマー人記者の解放を要請

CMTVの幹部がCPJへ連絡
ジャーナリストの権利を守り世界各国の言論弾圧を監視するジャーナリスト保護委員会(Committee to Protect Journalists:CPJ)は5月22日、同月15日以来起訴なしで拘禁されている民間放送局「チャンネル・マンダレー・TVニュースステーション(Channel Mandalay TV news station:CMTV)」の記者を無条件で解放するようミャンマー当局に要請した。CPJによると、15日の朝、同局のナンダ(Nanda)記者がマンダレーの村で石炭火力セメント工場に対する土地の権利の抗議を報道しているとき、警察は同氏が抗議行動に関与したとして逮捕したという。
CPJはCMTVの幹部であるMin Din氏から、電子メールでこの情報を得ている。
報道機関に対する慢性的な嫌がらせ
Min Din氏によると、ナンダ記者はCMTVのFacebookページで抗議行動を生放送していたという。同氏は、
「ナンダは撮影を目的として抗議グループと警察との間にいた。そして当局が主張したような抗議への参加はなかった」(プレスリリースより)
と述べている。CPJの東南アジア担当であるショーン・クリスピン(Shawn Crispin)氏は、
「ミャンマーが真剣に民主主義を目指すなら、報道機関に対するこの種の慢性的な嫌がらせはやめなければならない」(プレスリリースより)
と主張している。ミャンマータイムス(Myanmar Times)によると、警察が抗議グループにゴム弾と催涙ガスを発砲して混乱する中、4人が逮捕され、その1人がナンダ記者だった。
CPJはマンダレー警察にコメントを求めたが、返事はなかったという。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ジャーナリスト保護委員会(CPJ)
https://cpj.org/
ジャーナリスト保護委員会(CPJ)のプレスリリース
https://cpj.org/myanmar
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