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2019-05-08 15:00

政治

ミャンマーで実刑を受けたロイター記者2人、恩赦で釈放

ロイター記者
500日以上の収監を経て恩赦へ
ミャンマーで収監されていたロイター通信のミャンマー人記者であるワ・ロン(Wa Lone)氏とチョー・ソウ・ウー(Kyaw Soe Oo)氏が5月7日、同国のウィンミン(Win Myint)大統領による恩赦で釈放されたという。

ミャンマーでは伝統的な新年を4月17日に迎えて以来、数回の恩赦により約1万7,000人が恩赦で釈放されていたが、ロイター記者2人は含まれていなかった。

大統領府のスポークスマンであるZaw Htay氏は4月末、さらなる恩赦が実施されることを示唆していたが、今回はロイター記者2人も恩赦リストに含まれたということだ。

記者2人が収監された期間は、500日以上だという。

これまでの経緯
ロイター記者2人は2017年12月、ミャンマー・ラカイン州での治安部隊によるロヒンギャ10人の殺害に関して取材をしていたとき、機密文書を保持しているとして国家機密法違反で逮捕された。

2018年9月にヤンゴン地方裁判所で禁錮7年の判決を受け、2019年1月の控訴審でも十分な証拠が提供されていないとして棄却されている。

さらに、4月23日には最高裁判所への上告が棄却された。

ロイター通信は「2人の記者は罪を犯していない」というスタンスを貫いており、同事件は東南アジアの国における報道の自由と民主的権利の試金石とみなされ、ミャンマーの事実上のリーダーであるアウンサンスーチー氏に対して国際社会から批判の声が上がっていた。

(画像はThe New York Timesより)


外部リンク

Two Reuters reporters jailed in Myanmar freed after more than 500 days
https://www.reuters.com/

Myanmar Releases Reuters Journalists Jailed for Reporting on Rohingya Crackdown
https://www.nytimes.com/

Reuters journalists jailed in Myanmar released after over 500 days
https://edition.cnn.com/

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