2019-05-02 11:00
社会
犬咬傷の治療センター開設に向けた会合を開催

狂犬病予防ワクチン投与とその他の対策を提供
ヤンゴン地域において犬による咬傷の申告数が増加していることから、保健・スポーツ省は犬咬傷の治療センターを開設することを目指している。4月22日にセンター開設に向けた会議が行われ、ミィン・トゥエ保健・スポーツ省大臣が参加した。会議で、中央疫学部長のTun Tin医師は、ミャンマーにおいて犬による咬傷の件数がわずかに増加したと述べた。公式の発表によると、犬に噛まれた人の数は、2018年には19万人を超えている。
保健・スポーツ省は、毎年、狂犬病ワクチンや狂犬病免疫グロブリンを購入しており、2018-2019年用のワクチン購入費用には、54億チャットが充てられている。狂犬病で亡くなった人の数は、狂犬病予防ワクチンの提供により大幅に減少した。
政府は、犬による咬傷の治療センターが開設されると、ワクチンが効果的な方法で投与できると見込んでいる。
開設に向けた最初の会合は2月に行われ、3月には職員がスリランカにある同様のセンターを訪問するとともに、ミャンマーの病院の視察も行った。
ミャンマーでは、筋肉内接種法の代わりに、世界保健機関(WHO)から推奨されている皮内投与法を用いる予定で、保健・スポーツ省は、この問題に関してWHOにアドバイスを求めることを決定した。
ヤンゴンに開設後、マンダレーやその他地域にも
Tun Tin医師は次のように述べた。「犬による咬傷の治療センターを開設するために、我々は適した場所、スタッフ、医療機器、ワクチンを補完するための冷蔵庫などの準備をしてきた。スタッフの研修を行い、狂犬病対策のための専門チームを作ることも計画している。」(プレスリリースより引用)
また、保健・スポーツ省大臣は、「政府は最初にヤンゴンでセンターを開設する予定で、その後、マンダレーとその他の州や地域にもセンターが開設される予定である。センターの準備が整ったら、政府はテレビやラジオ、新聞で開設を発表し、患者がセンターに連絡を取れるようにしていく。」と説明した。
保健・スポーツ省が配布した狂犬病予防ガイドブックは、2018年WHO技術報告書シリーズとWHOの狂犬病専門家協議に従って改訂される予定である。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ミャンマー情報省 プレスリリース
http://www.moi.gov.mm/24/04/2019/id-17447
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