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2019-05-02 12:00

社会

ハカ地域で移動図書館が開設

移動図書館
情報の配信やコミュニティラジオなどの娯楽も提供
4月27日、ミャンマー政府情報省とチン州政府の管理下で、情報広報部とドーキンチー財団によって提供される移動図書館の開設式が、ハカ地域の情報広報部事務所で行われた。

最初に、情報省のペー・ミン大臣と、州政府の農業・家畜・林業・鉱山担当大臣であるU Man Hin Darl氏、IPRDのU Ye Naing局長、ドーキンチー財団のエグゼクティブディレクターであるU Moe Zaw Oo氏らが、開設のリボンカットを行った。

その後、情報省大臣一行は、コミュニティセンターにある図書館と子ども用読書室を見学し、塗り絵大会をしている子どもたちにプレゼントを渡した。また、コンピューター研修室で行われていた研修コースを視察した。

式典で、ペー・ミン大臣は、「情報省は、情報やニュースを配信して知識を共有するとともに、娯楽を提供している。現在、ミャンマー国営テレビであるMyanmar Radio and Television(MRTV)は、オーディオ放送開発のためのルール作りを行っており、これが完了すると、コミュニティラジオなど様々な仕事をすることができる。」と述べた。

青少年の読書率を高める
情報省は、3つの日刊紙「ミャンマーアリン」「チェーモン」、「グローバル・ニューライト・オブ・ミャンマー」の発行に加えて、地域開発関連情報や、ヤンゴンとマンダレーのページ、民族と若者たちの問題に関するプラットフォーム、子ども向け漫画などを提供している。

印刷出版部は、官報の出版、文学賞授与、学校教科書の印刷などを行い、Tun Foundationと共同で、ミャンマーの百科事典を出版している。

そして、情報広報部は、広報活動として、事務所や図書館に読書室やミニ博物館を設置するのに加え、ドーキンチー財団と協力して、コンピューター研修ホールや移動図書館の提供も開始した。

州政府の大臣U Paung Loon Min Htan氏は、青少年の読書率を高め、青少年が学んだ力を地域の発展に活かすことについて言及した。

移動図書館設置など人道的活動を展開
その後、ドーキンチー財団事務局長のU Moe Zaw Oo氏が、移動図書館の作業プロセスと、本の貸し出しを簡単に行うための準備について説明した。

ドーキンチー財団は、2012年に設立された。同財団によるHospitality and Catering Training Academyは、道路や橋、住宅、教師用施設、学校を建設する人道的活動を行い、太陽光発電照明やや電気による照明の提供、池や井戸の掘削の支援を行っている。

財団は15の移動図書館を提供しており、1つはハカの公共コミュニティセンターと協力して設置され、14は情報広報部と協力して設置された。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ミャンマー情報省 プレスリリース
http://www.moi.gov.mm/28/04/2019/id-17482

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