2019-05-03 14:00
政治
ミャンマー国軍、武装勢力との戦闘停止期間を延長

6月30日まで延長
ミャンマー国軍最高司令官事務所は4月30日、北東部における少数民族武装勢力との戦闘停止期間を2ヶ月延長することを発表した。同国軍は昨年12月、不安定な和平プロセスの進展を目的として、カチン独立軍(KIA)とタアン民族解放軍(TNLA)とミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)との戦闘を一方的に停止することを宣言。
その戦闘停止期間は12月21日から2019年4月30日までであったが、この期間が終了する日に6月30日まで延長した。
軍事行動が全面停止されているのはカチン州とシャン州で、英国から独立して以来70年間、国軍は全国停戦協定に署名していないKIAなどの少数民族武装勢力と頻繁にこの地域で衝突している。
民族武装勢力から国軍へ延長の要請
ミャンマー国軍最高司令官事務所の声明によると、戦闘停止後、まだ全国停戦協定に署名していない民族武装勢力が和平協議を行ったという。協議の後、民族武装勢力であるKIAとTNLAとMNDAAが和解に取り組めるように、全国停戦協定に署名ができるまで戦闘停止期間の延長を求めた。
ミャンマー国軍は効果的に国内の平和をもたらすために、戦闘停止期間延長の要請を受け入れたという。
なお、この戦闘停止には、ロヒンギャ危機で問題となっているラカイン州は含まれていない。
(画像はミャンマー国防省より)
外部リンク
ミャンマー情報省
http://www.moi.gov.mm/
ミャンマー情報省のプレスリリース
http://www.moi.gov.mm/news/
ミャンマー国防省
http://www.mod.gov.mm/
関連する記事
-
2025-05-04 09:00
-
2025-04-30 18:30
-
2025-04-26 16:30
-
2025-04-24 09:30
-
2025-04-19 09:30